40歳に達すると妊娠の可能性が低くなります。
中には体質改善などいろいろ行っても妊娠できなかった人もいると思います。
そのような方に対して不妊治療の1つである人工授精は有効です。
人工授精というのはあらかじめ採取した精子を特殊な管を使って、直接子宮内に挿入する方法です。
これにより妊娠率を高めることができますが、医療行為であるため有料です。
詳しい値段については病院によって異なりますが、1万円〜3万円と言われています。
妊娠の可能性についてですが、自然妊娠より可能性はありますが実際は5%ほどです。
人工授精は直接精子と卵子を結びつけるチャンスは増やしますが、実際に結合できるかはお互いの質が影響します。
この人工授精も、年齢が若ければ成功率が高くなりますが40歳を超えると成功率も低くなります。
人工授精に挑戦しても妊娠できない女性は多くいます。
「40歳を超えて人工授精で成功しなかったら妊娠を諦めなければいけないのか」と悲観的になるかもしれませんが、次のステップとして体外受精があります。
体外受精とはあらかじめ精子と卵子を採取しておき、それを結合させて受精卵が出来上がったら子宮内に挿入する方法です。
この方法によって妊娠率はとても高くなります。
自然妊娠が難しいと言われている40代後半でも妊娠する可能性があります。
ただ体外受精も人工授精と一緒で年齢が高ければ高いほど成功率は低くなります。
40歳で約20%、 43歳で10%、 45歳なると5%以下になってしまいます。
いくら可能性があるからといっても、安心できる数字ではないですよね。
なぜ40歳を過ぎると妊娠が難しくなるのでしょうか。
それは卵子の機能が関係しています。
妊娠というのは性質を結びついて受精卵になるだけでなく、分割して子宮内に着床しなければいけません。
つまり、妊娠するまでにいくつも越えなければいけない難関があるということです。
妊娠するためには、その難関を超えられる質の高い卵子が必要になります。
ところが女性の体は加齢とともに卵子の数が減少していきます。
特に30代後半になると、減少する割合が増加していくんですね。
そうすることで、質の高い卵子が現れる可能性も低くなるということです。
もし、40代を超えても妊娠を実現したいのであれば卵子の質の低下を妨げれば可能性は出てきます。
卵子の質を上げる方法として運動、漢方薬、睡眠いろいろありますが、どれが1番有効であるかは本人の体質によって異なります。
とりあえず、挑戦してみるのがよいでしょう。